冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

必要なのはわかりますが

緊急事態だからこそなのでしょうが、

この苦しさの中さらに追い打ちをかけられている気分です



救急隊員のみなさまへ。自分にしては、かつて経験したことのない痛さで苦しんでいる時、矢継ぎ早にいろいろなことを聞かれてもなかなかてきぱきと、こたえられるモンじゃないですよ。確かに「気を落ち着かせるため」に救急隊員はいろいろと話しかけると言うことを聞いたことがあります。それに一刻も早く搬送先の病院に正確な症状を伝えなくてはならないということもわかります。


もちろん自分のためにいろいろ聞いてくれているんだというのはわかるのですが・・・


とにかくこの痛みと苦しさが一発で治る注射を打ってくれ!と言う気分の時に、「お名前と生年月日を言えるかな」・・・「あと、住所と電話番号は」・・・「会社員でいいよね」・・・「どんな様子」・・・たのむ!助けに来てくれたのはうれしいけど、そこまで言わなくてはだめなの?名前と生年月日くらいならわかるけど、住所や電話番号は隣にいる家内がこたえてはだめなのだろうか。まして会社員かどおかで治療の内容が変わったりするんだろうか。声を出すのもつらい状況でなぜこの人達はこんなにいろいろ聞くんだろうか。そんなことを思っていたことは覚えています。しかしここからまたしばらくの間、何があったのか記憶にありません。


記憶にないと言うことは・・・そうか、だからいろいろ聞いたのか!救急隊員の方悪口言って済みません。全て私のためだったのですね。しかしあのときはとてもそうは思えませんでした。情けない話ですが、それ程いたくて苦しかったのです。


救急隊員の方のちょっとしたハプニングが登場します。