いつもなら
会社に向かっている時間に到着です
救急車が止まったことははっきり覚えています。後ろの扉が開き、ばたばたっとしたらストレッチャーごと自分の体が救急車から外に運び出されました。何となくあわただしく、そしてかなりのスピードで大きな診察室のようなところに運ばれていきました。
くどいようですが、診察室に入っただけでは痛みや苦しみは治まりません。ただ何となく気が楽になっていったのは覚えています。
大きな診察室のようなところで、ストレッチャーから診察用のベッドに移し替えられました。看護婦さん達が抱えて移動させてくれたのですが、「あの自分で移動できますから」と言えない自分がここにいて、非常に申し訳なかったです。
「とにかくこの薬を飲んで」と1錠白い錠剤を飲みました。何でも血液を固まりにくくし、血栓を作らないための薬だと教えてもらいました。これできっと楽になると思ったのですが、まったく症状改善せず。
今度はちょっと汚い色の小さな錠剤を一粒口に入れることに。「飲んじゃだめですよ」・・え!!・・「奥歯でかんで、かみ砕いたら舌ベロの下に入れて溶かして。全部とかしてね、飲んじゃだめよ!」
なんなんだ?飲んじゃだめって、おまけに舌の下で溶かすんだ・・・などと思っていると、
痛みも苦しみも全くなくなってしまったのです!!!
変な薬だな〜なんて考えているうちに、それこそあっという間に痛みも苦しみもなくなってしまったのです。