冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

先ほど説明しました

すきをつかれた感じがする
先ほど説明したとおりに、と言われても



もどってきましたT先生。すご〜おく何気なくというかあっさりと、話しかけてくれます。「先ほども説明したとおり、入院の手続きも終わりましたので、病室の支度が出来次第そちらに移ってもらいます。それとちょうど今日いろいろとすいているので、カテーテルの検査もやってしまいましょうね。何もなければ1時間くらいです。」

ちょっとまった!いつ入院の説明を受けたか、記憶にないぞ。ボケッとしている間に説明を受けていたのかなあ。それとも家内に説明したのを自分にも説明したと勘違いしてるのかなあ?とりあえず入院は避けられないことが決定したわけだからあきらめよう。となると次の問題は「カテーテル」だ。
カテーテルっていったい何のことだろう。何となく「管」と言うようなニュアンスに感じるけど・・・「何もなければ1時間」と言う言葉も気になるし。逆に何かあったらどうなるんだろう。狭心症とは違った意味でどんどんどきどきしてきます。

相変わらずコードやチューブなどをたくさん付けた状態で寝ていたところに、ようやく家内が現れました。にこにこした顔ではなかったのですが、すごく落ち着いた顔できてくれたのは本当にうれしかったです。
家内にしても旦那が救急車で運ばれるなんて予想だにしていなかっただろうし、狭心症という病名を聞かされるとも思っていなかったはず。心配してるだろな、なんて思っていたから落ち着いた顔で来てくれたときはさすがにうれしかったです。のろけてるといわれそうですが、さすがに家内の顔を見たときは安心しました。

1分もいなかったと思いますが、入院のいろいろを用意するためと、子供の帰りの時間の関係があって、自分の実家の両親にも連絡したとのこと。入院しなくてはならないのは残念だけど、原因もはっきりしたし、これですっかり治してしまおう。と言うような話をしました。

家内が外に出たあと、ついにというかようやくというかカテーテルの説明を受けることになりました。