冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

それこそ自殺行為

タバコで落ち着こうとしました
今考えれば狭心症の発作が起きている時に



今考えれば本当に自殺行為でしかなかった「発作中の喫煙」
ほんの少し前まで何かあればタバコを吸っている自分がいました。のんびりしたいとき、いらいらしているとき、食事のあと、会議のあと、お客様との打ち合わせのあと、ション幹線で喫煙者に座れたからなど、様々な場面で吸っていました。タバコを吸うと何となく落ち着いた気分に慣れました。

通勤途中の電車の中で小さな発作が始まったことがありました。あと10分もたたずに下車駅に到着するというタイミングで起きてしまったため、じっとこらえて吊革につかまっていました。この程度の痛みであればなんとか我慢できると思っていたのも束の間、あともう少し、多分3分くらいで到着するというあたりで、痛みが激痛に変わり苦しくて息もできないような状況になってしまいました。汗も急に噴き出してきます。それなりに込んでいる電車で体を大きく動かすこともできません。ただ必死で歯を食いしばるしかありませんでした。

なんとか痛みをこらえ下車駅に到着です。ほとんどの人が階段に向かって歩いていく中、一人ベンチに向かって歩き倒れ込むようにベンチにうずくまりました。痛みはなかなか治りません。そんな時何を思ったのか、必死で立ち上がり、喫煙コーナーまで歩いていったのです。
「タバコを吸って落ち着こう、タバコさえ吸えばきっと楽になる」
こんな事を思って灰皿のあるところまで。。。やっとの思いで一服しました。何となく気は落ち着いたような気がしましたが、当然の事ながら痛みは治まりません。(さらに痛くなったような気もしませんでした)

結局痛みや苦しさは収まらず、またベンチに逆戻り。うずくまってしまいました。30分くらいベンチにうずくまっていたと思います。嘘のように痛みが消えていきました。この日はたまたま片づけたい仕事があり、40分ほど早く出勤してきたいたため、何の変哲もない1日を過ごすことができました。

しかし今考えると、自殺行為でした。良く会話の途中で「自殺行為だよ」なんて大げさに表現することがありますが、あの時はまさしく自殺行為でした。この様な場面で思わずタバコを吸ったことがたびたびあります。今こうしていることに本当に感謝しています。
サラリーマンのみなさま、突然タバコをやめましょうなんて言う気はありません。自分もまったくやめられなかった口ですから。ただ、胸の廻りが急に痛み出したときや、ここまで自分が書いてきたような症状が発生したときだけはタバコを吸うのを控えてください。ただそれがお伝えしたいだけです。