冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

トースターで焼かれている気分です

ほんとに体が熱くなってきました
何台ものストーブの前にいるような気分です



カテーテルの検査も佳境に入ってきたのでしょうか。何となく人が動く気配がよくわかります。先生と看護婦さん、看護婦さんどおしの会話が急に増えてきました。「今から機械が動いたり、急に体が熱くなりますけど、驚かなくても大丈夫ですから、(狭心症の)発作が来たら直ぐに言ってください。ただ、こちらでも直ぐわかりますから安心してください。」とT先生から説明がありました。今朝運び込まれるまで、自分が狭心症だなんて夢にも思っていなかったわけですから、狭心症の予備知識なんてまったくありません。検査中に体が熱くなると言われてのんびり寝てられるわけもなく、少々どきどきしてきました。

レントゲンのような機械が動き出しました。さすがに目をつむっていたため何がどのように動いたかまったくわかりません。検査に入る前に見た機械の感覚から言うと、雰囲気的にはバリウムを飲むときにやる胃の検査のような機械です。さすがにベットが動くことはありませんでしたが、雰囲気はまさにあればと思います。

来ました!自分ではなにもしていないのに急に体が熱くなりました。何台ものストーブの前に裸で置かれているような、トースターの中に入ったパンのような気分です。ちなみに、我慢するほどではなくちょっとびっくりする程度です。それと、トースターの中に入ったことはないため焼かれるパンの気持ちはわかりません。すみません。。。

またまた先ほどと同じように「息を吸って はい止めて ゆっくりはいて」が、繰り返されました。体が熱くなることはこれで終わりました。いったい何だったのかいまだにわかりません。まだまだ検査は続いているようで終わりましたの声が聞かれません。相変わらず何処か気分が悪いとか、いたいとか苦しいと言った症状はありません。自分としては順調に検査が続いていると言った感じです。

ようやく「はい、終わりました」の声がかかりました。起きあがって良いものかと思いきや、「今からカテーテルを抜きます」と続き、何らかの事が行われたようです。なかなか出血が止まらないとのことで、先生がガーゼのようなもので右腕の内側を押さえています。この時はようやく目を開けました。麻酔が効いているせいか、まったく痛くはありませんが、相当な力で押さえている感覚です。5分以上先生が押さえてくれていたような気がします。

自分の廻りで片づけが始まっているようです。金属音とともにちょっとリラックスした感じの会話が耳に入ってきます。相変わらず先生が腕を押さえてくれています。太い血管にカテーテルを入れたことと、血栓ができにくくする薬を利用しているため、なかなか血が止まらないようです。とはいえ、検査が無事終了したことでかなり安心しました。

ただ「どこも悪いところはなかったですよ」の一言には少々驚きました。
ではなぜあんなに苦しまなければならなかったの?
まったく別の病気?
治療はできないの?
と言う疑問がわいてきたからです。

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