しっかりと止血しますから
ちょっといたいと思いますが我慢してください
結果的にですが、カテーテル検査は無事終わりました。最も痛かったのは部分麻酔をかける1本目の注射でした。しかしこの注射の痛さも、採血に比べれば何でもありません。その後痛いとか苦しい、気分が悪くなるといったことはいっさいありませんでした。昨日書いたように、途中からだが熱くなったのには驚きましたが、ほんの数秒のことですし、まったく嫌な思いはしていません。カテーテル検査を躊躇されているサラリーマンの皆様、ためらっている場合ではないと思いますよ、特に狭心症の疑いがある方は。(最もこれは個人の感想ですから、かかりつけのお医者様にしっかり相談されて下さい)
先生が傷口にガーゼを当て本当に強い力で押さえていてくださいましたが「それではバンドで止血します。かなりきつく押さえますから少し痛いかも知れません、が我慢してくださいね」ということになりました。傷口にガーゼなどを当てその上に木でできた「さいころキャラメル」の様なモノをあてがいます。大きさと言い、形状と言い本当にさいころキャラメル程度の堅いキュービックです。
このさいころキャラメルをガーゼの上にあてがい、かなり強いゴムバンドのようなもので傷口に固定します。普通の注射なら軽くガーゼを絆創膏で止めるだけですが、ここまでして強く傷口を押さえます。この方法であれば本当にしっかりと傷口がふさがれます。なかなか考えたもんだな〜、と感心すると同時に結構圧迫されていたく感じます。それに腕を内側に曲げられません。今回のカテーテル検査、終わって見ればなんと言うこともありませんでしたが、最後の止血が一番の難関のような気がします。
どうやら全てが終わったようです。と、大げさなことを言っても狭心症の治療が終わったわけではなく、極単純ににカテーテル検査が終わっただけです。なにも大騒ぎするほどのことではありませんが、「血管の中に管を通して心臓まで到達させる」という自分にとってはまか不思議な理解を超えた行為であったため、かなり緊張していましたから無事終わったときの喜びは相当のものがありました。シールのようなシートがはがされて行きます。全てのシートがはがされると、看護婦さんに手伝ってもらい起きあがります。今回は少しだけ保持していただき、隣に並べられたベッドの移りました。病院のパジャマを着てようやく一息つかせてもらいました。
本当にどこも痛くなければ苦しくもなく、気分は好調とは行かないまでも不調ではありません。
以前にも書きましたが、もともと病院に来ようと思っていたわけですから、病院にいること自体はまったく予定通りです。総合病院に行くつもりでしたから、このくらいの時間になってしまうことも予定通りです。ちょっとだけ違うのは予定していたのと違う総合病院にいることと、大幅に予想外の検査を受けていることぐらいでしょうか・・・
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狭心症