冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

自分の冠攣縮性狭心症

冠攣縮性狭心症
自分に限っての話しとしてご覧ください



T先生から説明を頂きました。
(正確な用語ではなく自分の記憶ですので、その点はご了承ください)

1:典型的な冠攣縮性狭心症の発作であるとのこと。
2:血管内はそれなりにきれいであり、プラークの堆積はない。
3:動脈も柔らかく動脈硬化もみられない。

以上のように血管自体には問題が無くどちらかと言えば血管は健康体のようです。確かに毎年の健康診断でもコレステロールや、血液どろどろ度は正常値の範囲内にあります。

そこで、今回自分に発症した狭心症は「冠攣縮性」と言う種類の狭心症であると言うことが説明されました。これは、その他の狭心症と違い、血管自体が何らかの理由で収縮してしまって起きる狭心症だそうです。マクドナルドの宣伝でマックシェークをストローで思い切り飲んだときのような状況と言えば、かえってわかりにくい!?でしょうか。

ではなぜ血管が収縮してしまうのか話をお聞きしました。こんなやっかいなところが収縮してしまう原因をT先生はいとも簡単に、完結に話してくれました。「冠攣縮性狭心症を引き起こす決定的な要因は 不明 です」なんとも明快な!・・・

その中でも危険因子と呼ばれている事象はあると言うことで、これらについて説明を頂きました。以前もお話ししたと思いますが、項目だけを並べてみると

1:喫煙(かなり高い率で発症の基礎原因になるようです)
2:高血圧(発症と言うより心臓への負担の危惧です)
3:疲労(体の疲れが心労を大きくさせることがあるそうです)
4:ストレス(引き金はこれではないかと言うことでした)

以上4項目を大きく上げられました。高脂血症コレステロール値などは、まったく関係ないわけではないが、冠攣縮性には大きな要因ではないとのことでした。

T先生はこの中で特にストレスを上げていらっしゃいました。自分としてはそれなりにストレスを感じてはいましたが、一般的なレベルだと思っていましたし、ストレスは感じてもそれにつぶされるほど柔ではないと思っていました。が、そのような人こそ、一気に狭心症として発症してしまうことがあるそうです。
(サラリーマンの皆様、俺はそんなに弱くない!などと思わないでください。)

T先生の話はまだ続きます。



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