冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

またまた採血の入院生活

入院生活の始まりは夕食と採血
なぜかまた採血です。。。。とほほほほです



ほんのわずかですが静寂の時が過ぎました。自分も家内もさすがに疲れてしまい、何となくぼんやりしながら話しをしていました。そうこうしているうちに廊下がにぎやかになってきました。夕食の配膳が始まったようです。

「あけますよ〜〜」と配膳してくださる婦さんが声をかけてくださいました。あけますよ〜、と言ってくださいましたがカーテンはほとんど開いた状態です。きっとエチケットなんだと理解しました。「具合はいかがですか?」なんて声をかけていただき少しうれしい気持ちです。
「お茶入れますからコップください」
家内が線の引かれたプラスティックのコップを看護婦さんに渡そうとしました。それを見た看護婦さん「まだたくさんは言っているから、新しいコップにお茶入れときます」と新しいプラスティックのコップにお茶を入れてくれました。「量を調節しながら飲んでくださいね!」と熱くてとても持てない(家内曰く)コップを渡してくれました。

何となくですが水分の摂取はそれ程気にしなくて良いのかも・・・・・・それとも本気で自分で調整しなくてはならないのだろうか?悩みましたが、気分に任せることにしました。

ここでまたまた看護婦さんの登場、「食事の前に血圧計らせてください」とやってきて血圧を測ってくれました。ついでに指先にクリップのような物を挟み血中酸素も測定です。「まだ血圧高いですね、苦しくないですか? お食事が終わったら少しだけ採血させてくださいね」と言い残して立ち去りました。

採血!?!?! まだ採血するの?食事が運ばれてきましたが、気分は完全に採血にいってしまっています。昼食を取っていませんから、お腹もすいているはずですが、とても食欲がわいてきません。

家内に促されてようやく箸を付けたのですが、この食事が何とも言えない味付け。自分の個人的な表現ですが「これぞ病院食」ではないのでしょうか。
採血&病院食  原因が分かって多少ほっとしていたのですが、これが3週間続くかと思うと「恨むよ 冠攣縮性狭心症、変な名前しやがって!」となってきます。

第1回からご覧いただくには