冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

食欲はそれ程落ちていません

味がしない・・・・
健康に気遣っていただいているのはわかるのですが



完全に起きあがることができないため、半分寝たままの状態で夕食をいただきました。夕食を見て最初に思ったこと
・思った以上に種類が豊富で、おつけものまであること
・完全和食かと思いきや、洋風のおかずまであること
・まさかの味付け海苔があったこと
・ご飯の量はかなり少な目であること
・デザートの果物まであること
飲むヨーグルトまであったこと
・おみそ汁があったこと
以上は正直な感想です。

どこかが痛いとか調子悪いとかは無いのですが、チューブやコードだらけで腕がうまく動かせません。それも両腕ともに!
カテーテル検査をした後の止血部分にさいころキャラメル大の箱がくっついているため、腕がうまく曲がりません。
酸素マスクを完全にはずせないため、首にぶら下げました。やたらと邪魔でどうしようもありません。

ベッドの上に板を渡してもらってその上にいろいろなお皿をおいてあるのですが食べるのに一苦労です。お箸ではなく当然スプーンとフォークで食べることになりました。が、うまくおかずやご飯を口に運ぶことができません。
隣で家内が笑いながら「食べさせてあげようか?」と、のたまっています。意地でも自分で食べようとしたのですが、想像を絶する悪戦苦闘状態でした。

とりあえず食べたいおかずのお皿を持ってもらってなんとか自分で食べることに。とりあえず汁物を口にしました。

味がない

魚を食べました

味がない

サラダを食べました

味がない

驚きました。病院食だからか、狭心症だからか、冠攣縮性だからか、高血圧だからか、まったく味がしないではないですか。自分がおかしいのかと疑いましたが、どおみても味がしません。いっさいの調味料を忘れたような感じです。

それでもなんとか食べきりました。朝からのことを思い出し最後の最後が、何とも言えない夕食、家内と二人大笑いでした。


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