夕食後のお楽しみは
採血でした
普段であれば絶対に夕食を取ること無いような早い時間に夕食が終わりました。大型GMSのフードコートにあるような配膳を下げる台車のようなものが廊下にあるとのことで、食べ終わった食器は家内が片づけてくれました。
後から聞いたのですが、看護婦さんがどのくらい食べられたか聞きに来てくれながら片づけてくれるようです。
食事も無事終わり、本日分と言って渡された薬ももに終わったところで、家内が帰ることになりました。子供は実家に預けてあるから安心、とはいうものの明日は普通に学校もあるし、さすがに心配しているだろうと言うことで、迎えに行きながら家に帰ります。
後から聞いた話ですが、実家に迎えに行ったところ、子供はすっかりご機嫌でお父様のことはとんと忘れている様子だったとのこと。家に着いてからも軽く気にする程度だったとはショック!ショック!
家内が帰った後本当にすることもなにもなくなってしまい、ただただぼんやりするだけの時間が過ぎました・・・・・・
と、そこに看護婦さん登場「ご気分はどおですか?」と相変わらず明るい声です。左記に体温だけ測っておくようにと体温計を手渡されましたが、何せ不自由な状況で、体温計を脇に挟むのも一苦労でした。ピピピピッと体温計がなるのとほぼ同じくして看護婦さん登場。もぞもぞしているのを見て看護婦さんが体温計をはずしてくれました。37度を少し超えていた記憶があります。これは狭心症が原因ではなく、カテーテル検査や緒とした興奮と疲れによるものだと思います。(勝手な判断です)
ちょっと左手を貸してね、と言って血中酸素と血圧を測ってくれます。血中酸素は低めで血圧は高めでした。「血圧はもともと高めであるから心配いらない」と説明すると、「それでいいわけないんですよね〜」と逆襲。もっともな話です。むくみはないですか〜と言って足をさすって確認、「大丈夫そうですね」と会話も終わろうとしているところへ別の看護婦さんが登場。
「しつれいしま〜す」またまた明るい声です。むくみを見てくださった看護婦さんとなにやら話しをして交代です。「ちょっとだけ採血させてくださいね」・・・・なに!まだ採血するの?どこから?
もう採血できそうな場所がないかも知れないですね、と腕や足をさすっています。「細い針にするから、ここから採らせてくださいね」とさすっているのはくるぶし。気絶しそうな気分です。正直に言います。
めちゃくちゃ痛いです。針が太かろうが細かろうが痛いです。
サラリーマンの皆様、ここまで読んでいただいて万が一同じような症状があったら医者に駆け込んでください。冠攣縮性狭心症は命を落とすこともあります。検査はたいしたことありませんし、魔法の薬もいただけます。
ただし、採血は覚悟してください。痛いです、体力が無くなったのではないかと言うほどぐったりします。(もしかしたら自分だけかも知れませんが)
と言うわけでくるぶしからの採血にぐったりして、この日は眠りにつきました。知らないうちに疲れていたようです。酸素マスクが邪魔だったことが記憶に大きく残っています。
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狭心症