冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

入院中の日課です 夜編 

今日は夜の話しです
入院中はほとんどこんな感じでした 



そもそも自分が狭心症、それも冠攣縮性狭心症などという名前の病気持ちであることすら現実に直面できずにいるのに、あれよあれよという間に救急車に乗せられ病院に到着(本来は自分で運転して別の病院へ行くはずだったのに)。
さらになんだかわからないうちに発作はきれいさっぱり消えて無くなり、これで一安心と思ったところへ降ってわいて出たカテーテル検査。
信じられない本数の採血を体験したかと思ったらそのまま入院。何がなんだかわからないうちに病院に1泊し、朝を迎えてしまいました。

目が覚めてからも特になにもせずぼ〜〜〜としているしかありません。相変わらず身体はチューブだらけでろくろく身動きもできません。このチューブが絡んだりしないだろうかとか、はずれたりしないだろうかと考えてばかりいて、ろくろく寝られませんでした。
胸に付けた電波式の心電図も取れたりしないか心配だったのですが、発信器の部分をパジャマのポケットに入れているため、これがなかなか邪魔でもあります。睡眠はしっかり採ってくださいね、の言葉とは全く逆の環境です。

点滴は普通ポリパックのようなものから薬液が自由落下の原理で落ちてきてチューブに伝わるものと思っていましたが、今付けている点滴のチューブはいったん機械のようなところを通ります。この機械でタイミングや流量を調整しているようです。
さらにもう一つコントに出てくるようなばかでかい注射器を横にセットしたような機械も着いていて、ここからもタイミングや流量を調整しているようです。
で、これらは機械仕掛けのため夜中に薬液が無くなったのかなんなのか、ピーーーーーーーと警告音をたてます。当然看護婦さんが飛んできてくれますが、やはり起きてしまうわけです。

普通の点滴パックも定期的に巡回に来てくれたときに診てもらいます。小さな懐中電灯で照らすだけなのですが、やはり気になります。とっても小さな声で「ごめんねちょっと計らせて」といって血中酸素を計るので、結局起きてしまいます。

仕方のないことですし、自分のためにやっていただいているわけですから文句ではありません。入院初日だから仕方がないのですが、早くなれないと体が持たないかも知れません。

これは初日の話しですが、ほぼこんな感じで入院中は夜を過ごしていました。


第1回からご覧いただくには