案外つらかったのが酸素マスク
それ以外は特に変わったこともないであろう入院生活です
これは自分だけかも知れませんが、血中酸素濃度が低いと、測定の都度いわれました。とはいうものの、どの程度低いのかは一度も聞いたことはなくさほど気にもとめていませんでした。ただ、酸素の量を増やすと言われたときはさすがに気になって聞いてみたのですが、「特に気にするほどではないですよ」と、あっさりかわされてしまいました。
酸素の量が増えようがどおしようがまったく自覚できなかったのは事実で、酸素の量が増えてもマスクから出てくる酸素に特に変わった様子はないし、体調もまったく替わりませんでした。
ただ酸素マスクが何となく息苦しく、しめっぽく感じて少し嫌でした。時々あごの方にずらしていたのですが、直ぐに見つかって「それでなくても低いんですから、まじめに付けておいてください」と言われ直されてしまいました。
二日目には止血用のさいころキャラメルもはずされ右腕はずいぶん楽になりました。ただ右腕内側の関節の廻りは針の後を中心に上下40cmくらい黒ずんでしまっています。針の後もさわらなければいたくないです、少し力を入れるとずきずき痛む程度です。ただこの黒ずみ(内出血)にはまいりました。見た目が悪くて・・・
起きあがることもテレビを見ることも許可が出ました。ただベットから出ることは許されないので、退屈なことこの上もありません。平日昼間のテレビがこんなにもつまらないものなのかと実感しました。
朝、血圧と体温、血中酸素を計ります。夕食同様、味はないけど種類の多い朝食。暇な時間。相変わらず味はないけど種類の多い昼食。血圧と体温、血中酸素測定。暇な時間。相変わらず味はないけど種類の多い夕食。血圧と体温、血中酸素測定。と続き9時には消灯でテレビもつかなくなってしまいます。
この間採血もありましたし、先生の問診や心電図を取ったりすることもありました。出歩けるようになるまではこんな感じでのんびりしていました。
ところが3日目の朝にちょっとしたハプニングがありました。いえ、ちょっとしたではなく狭心症(冠攣縮性狭心症)の発作が起きたのです。まいりました、まさか入院中に狭心症がやってくるとは・・・・・・
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狭心症