ニコチンを我慢するのは簡単です
25年の習慣を変えるのがたいへんです
昨日書かせていただいたように、強制的に禁煙してからはや5ヶ月がたとうとしています。入院期間中(つまり強制的に禁煙させられていた期間)にニコチンは身体から出てしまったらしく、退院後もニコチンほしさのイライラは起きません。ですからニコチンに関しては禁煙は非常にスムーズに実行されてと言って良いと思います。
他人事だからと怒られそうですが、強制的でなく自分の意志でタバコをやめられる場合3日か4日「思いっきり」我慢すればニコチンは身体から出ていってしまうと思います。もちろんこの3〜4日がたいへんなのは十分にわかります。
しかしニコチンが原因で禁煙できないと思っている方。明日からの3連休などを利用して自分を追い込んでみてはいかがですか。こつは公共施設だと思います。
公共施設は受動喫煙防止のため、徹底的に禁煙状態です。喫煙コーナーがあるところもあれば、施設内禁煙のところもあります。
初日は図書館などいかがでしょうか。難しい本ではなく笑ってしまうような本を選んで1日中読んでいるのです。ちょっと大きな図書館(県庁所在地にあるくらい大きな図書館)ですと、食堂が併設されています。もちろん禁煙の。ここでなんとか閉館まで粘り、家に帰ってからは家族に禁煙を宣言し協力してもらいます。行き帰りを自家用車にすると逃げ道になってしまいますので公共交通機関を利用しましょう。
同じ理屈で2日目は温水プール。市で運営しているところは本当にお値打ち価格です。もちろん施設内禁煙のところを探します。
そして3日目は図書館かプール、たばこがより吸いにくい環境の方を選びます。
この様な方法で3日過ごすと案外ニコチンによる禁断症状は出なくなると思います。思うだけで済みません。自分の場合は肝心の3日目に発作が再発してしまい、全く皆様の参考にはなりません。でも自分はこの発作のおかげで楽に禁煙できました(発作自体はしにそうな痛さでしたが・・・)。
問題はニコチンではありません。くせです。
ニコチンが欲しくてタバコが吸いたくなるのではなく、何となく今まではこんな時にタバコを吸っていたな、と言う記憶がタバコを欲しくさせます。とか、
タバコを吸ってすっきりしないな、なんて気分の時にタバコが吸いたくなります。つまり習性だと思います。これが禁煙4日以降苦労するパターンだと思います。
今まで25年間30本のタバコを吸っていたとすると、タバコを口に持っていく動作は1本あたり5回とすると
25×365×30×5=となるわけで、その回数およそ137万回。
137万回も行ってきた動作はほとんどパブロフの犬以上で、瞬きするのと同じくらい意識せずに行っていた動作だと思います。
このくせというか習性が禁煙を難しくしているようなきがします。でもこれはニコチンが切れるときの苦しさに比べれば極簡単に我慢できます。禁煙しろしろと押しつける気はありませんが、禁煙もいいかも知れませんよ。心臓には。
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狭心症