冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

退院してから 困ってること

とにかく直ぐに眠くなってしまいます。
正直自分でも不思議なほどです



本当に「だらけている」と言われればそれまでなのですが、日中であろうと夜であろうと直ぐに眠くなってしまいます。
朝起きがけが眠いのは仕方がないと思います。これは薬を飲む前であっても、つまり狭心症の発作が起きる前も眠かったからです。簡単にいってしまえば「朝は誰でも眠い」と言うことです。で、この眠さの度合いなのですが、最近特に朝起きるのがつらいかと言えば、そうでもないのです。もちろんつらいことはつらいのですが、毎朝5時30分頃にはベッドを抜け出しています。この様に朝眠いのとは別に、昼間も眠いのです。夜は直ぐに眠くなってしまうのです。(冠攣縮性の発作は朝が危険だから夜早く眠くなる・・・わけありません)

お昼を食べた後、事務仕事をしていると眠くなることは以前から良くありました。しかし最近はちょっとした移動時間でも眠くなってしまうのです。地下鉄で5駅と言ったら、約10分。この10分のうち8分近くは、眠気と戦っています。出張で新幹線に乗ってもまず眠ることはなかったのですが(というより電車の中で眠るのが苦手で、寝付けないタイプでした。)、最近はぐっすりなんて言うことがあります。東京方面に向かうときはよいのですが、下りの新幹線は危険で危険で必死の思いで起きています。上りの新幹線では品川で降りようとして乗り過ごしても終点が東京ですからほとんど影響はないのですが、下りはそうは行きません。

夜も家に帰る電車の中から戦いが始まります。運良く座れてしまったりしたら大事です。どこまで乗り過ごしてしまうやら。また、家に帰ってからも眠さとの戦いは続きます。食事も終わってちょっとソファーでテレビでも見ていようものなら、たちまち船をこぎ出す始末です。不眠症という言葉が世の中に存在するのが不思議なくらい、布団に入ったとたんに熟睡しています。

いったいどのようにしたらここまで眠くなるのだろうと、自分の事ながら不思議でなりません。営業を仕掛けるときなど気合いが入っているときは、今まで以上に軽快に身体が動きます。しかし、歩くことすら億劫になるときもあります。

薬のせいか? 禁煙のせいか?
可能性は両方にあるようです。と言うよりもこの両者が原因のようです。薬によって血圧がとことん下がりパワーが出ないところに持ってきて、血管も拡張しのんびりした状態です。これに輪をかけて禁煙が、血管の緊張を終結させ、脳に覚醒作用を起こすことをやめました。
つまり、タバコによって覚醒されていた脳が一気に眠たいモードに入って、おまけに薬で血圧下がってパワーダウンと言ったところでしょうか。

やる気がないわけではないのにこの眠気、少々つらいです。慣れだそうですが・・・