冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

これも狭心症の発作? 2

こんな症状は気を付けてください
勝手に思っているだけだとは思いますが、気になるので。



救急車で運ばれて、いろいろと説明を受けるまで自分が狭心症だなんて知らなかったくせに(もちろん狭心症がなんたるか、狭心症の症状はどんなものかも知らなかったくせに)、狭心症に関するホームページを見ていて違和感を覚える部分があったのでちょっとだけ書かせてください。

一般的に冠攣縮性狭心症(だけでなく普通の狭心症も)次のような症状が出ると言われています。

胸の中央
左胸部
左肩

下あご
後頭部
みぞおち

このほかにも大きな発作が起きてしまったときは頭全体や、眼球が飛び出す感じ、歯が全部浮いてしまう感じなどの痛みもありました。が、これ以外に小さな症状の時の痛みの場所が違うことがありました。

「左側肩胛骨の少し下側で身体の内部」です。非常にわかりにくいかも知れませんが、この辺りがやたらと重くいたく感じます。背中側が痛く感じるのですが、ちょっとひどいときは胸の側も痛くなってきます。胸の側は鎖骨と乳首の中間ぐらいの身体の奥の奥の方です。

肩がひどくひどくこったような感じというか、肩をモンでもらうとき用いいい部分がつってしまったような、背中がこったとき押してもらうと気持ちいいところが痛いような感じです。

ところが肩をもんでもらっても、背中を押してマッサージしてもらっても全く痛みは取れませんし、気持ちよくもなりません。かゆいところに手が届かない感じです。胸を大きく開いたり伸びをしたりすると、気持ちいい感じもするのですが、あまり効果はありません。

数分で消えてしまうため、あまり気にしていませんでしたし、いつ痛みが消えたかも覚えていません。でもこの痛みはどおやら狭心症にプチ発作だったようです。

自分の場合この症状は10年以上前からごくごくまれに発症していました。もっと前からかも知れませんが覚えていません。それにこの様な症状はホームページなどにはほとんど記載がありません(私が見つけられないだけかも)。

となると、早いうちにこれが狭心症の発作であると知っていれば、救急車で運ばれることもなく、それ以前に発作の痛みを必死でこらえる必要もなかったのです。

大げさなようですが狭心症(冠攣縮性狭心症)は突然死に直結していますし、心筋梗塞の入り口でもあります。私だけかも知れませんが、ここに書いたような症状に気付かれましたらぜひ気にされてください。