冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

スリリングな立ちくらみ

山手線 銀座線 東西線 京浜東北線 
立ちくらみ実績路線

メトロのホームページでいただきました

浮腫の話しをさせていただきましたが、これにもましてスリリングで困ってしまう副作用的なことがあります。副作用という言い方はとても悪い気がします。なんといっても冠攣縮性狭心症の発作を押さえていた出しているわけですから。
しかしこの薬を服用することによってはっきりとある症状が出ています。それは「たちくらみ」。浮腫対策の利尿剤が効く日と効かない日でむらがあると書かせていただきましたが、降圧剤グループにもむらがあるようなきがします。
もちろん薬にむらがあるわけはないので自分の体調によって効いたり効かなかったりするのでしょうが、これはなかなかくせ者です。

全く過去の繰り返しになりますが、いくらまじめに薬(降圧剤関係)を服用していても朝方の血圧はまだ高いままです。高いといっても上が140から145くらいですから、薬を飲む前の(通常でも)180から190に比べればずいぶん下がっています。こんな具合の朝の血圧をよそにまずは朝食を取ります。ご飯一善とおみそ汁と何かです。その後降圧剤グループと利尿剤の合わせて6種類7錠を服用します。
出勤、午前の営業、昼食、午後の営業と続くわけですが、この午後の営業も後半がいけません。

もうじき夕方、定時終了で帰途につくかたがいらっしゃる時間が特に良くありません。完全に自分にとって血圧が下がりすぎです。T先生いわく「それくらいが当たり前なのだから我慢して早く慣れるといいですね」です。

この時間帯偶然にも電車で座れたりすると大騒ぎです。目的の駅についてすくっと立ったとき、一気に血の気が引いたようになりくらくらします。そのままふらふらっとして倒れそうになるところを、つり革や手すりにつかまって持ちこたえる。こんな感じです。
いい加減学習してゆっくり立つようにすればよいのですが、ついついすっと立ってしまうのです。学習能力無しですね。

幸い倒れてしまったりしたことはないのですが、タイミング的に降りられなかった事もありました。電車の中だから良いのですが、ホームで靴を直して顔をあげた瞬間、思いっきりふらふらしてホームに入ってきた電車あたりそうに。それこそ心臓が止まると思うくらいびっくりしたことはあります。

降圧剤の思わぬいたずらです。では服用やめますか?イヤ、続けます。狭心症の発作が出るくらいなら立ちくらみなんて!!
しかし立ちくらみが原因で何か起きてしまっても本末転倒。気を付けなくては。