冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

転医する事になりました

病院を変わることになりました
入院の日から約半年、T先生お世話になりました

今度は自然に強い新幹線作ってくれないかなあ〜

定期診察の最後に転医先をT先生と相談しました。特にこちらの事情で転移するのではなく、今までお世話になっていた市民病院の都合です。

救急車で運ばれてそのまま入院、原因は冠攣縮性狭心症。1週間強の入院生活の後、退院してからも約1ヶ月ごとに受診に来ていた市民病院ですが、今回の診察を最後にさようならすることになりました。
どのような理由からかわかりませんが、循環器科の規模を大きく縮小するためだそうです。曜日によってですが、5名ほどいらっしゃった先生も今では3名だけになり、待合室はあまり混雑していません。
待ち時間が短くなったかというとそのようなことはなく、先生の数が減少した分患者さんが少なくなり、待合室がすいているように感じるだけです。

先月1ヶ月間の話しをさせていただき、薬も今のままちょっと長い気持ちで様子を見ましょうということになりました。約束事としては
・再喫煙は絶対にしない
・塩分と水分を控える
・体重を後10kgほど減らす
・適度な運動を毎日心がける
・ストレスをためない
などです。これは最近気にしていますからよほど怠惰な雰囲気にならなければ大丈夫だと思います。(体重だけはちょっと無理かも!!)

こんな話しをさせていただいて、今回薬は2ヶ月分です、といった話しの後いよい転医先についての話を始めました。

自分の場合、決定的に悪いところが無く根本的な治療ができないため(そもそも冠攣縮性狭心症とはそういうもののようですが)緊急性は低いけれど長いつきあいになることを覚悟して欲しいといわれました。
万が一の時は救急車で直ぐに来てもかまわない、むしろ直ぐに救急車を呼んできてくださいとのことで、転医するのもあまり抵抗はありませんでした。今のままの病院でも、転医しても、緊急時は救急車でこの病院に来るのだとわかりほっとした気分です。

処方箋を書いてもらうのが、ほぼお医者さんに通う要因だということで、特に循環器科でなくてもかまわなく、近所の一番近い内科でも良いですよ、ともいわれましたが、流石にそれはお断りして循環器科でおすすめのところはないかと尋ねました。
なんと同一市内にきちんとした循環器科は2カ所しかなく、1カ所はかなり大きな総合病院でした。こちらにしようかとも思いましたが、結構込んでいる上に予約が大変ということで、もう1件の循環器科のお医者さんに紹介状を書いてもらうことに。なんとこの循環器科は今かよっている市民病院の直ぐそばです。おまけにT先生の先輩にあたるとのこと。

「しっかりした先輩で安心できますよ」の一言はうれしかったです。

こんなやりとりの後紹介状は1週間くらいでできますからできたら電話しますの声を最後に、お礼の言葉を述べさせていただきT先生最後の検診を終わりにしました。

思えば救急車に乗るのも初体験、カテーテルも初体験、狭心症にかかるのも初体験の騒動でしたから何とも印象に残る半年間でした。あまりの苦しさに気を失ったり、本当に死んでしまうのではないかと思ったり、入院中に発作におそわれどうしようもない落ち込んだ気分になったり。

いろいろありましたが、こうしてなんとかのんきに暮らしています。本当に多くのみなさんに感謝感謝です。とはいうものの原因は全く取り払われておらず、いつ何時発作が起きるとは限りません。

2ヶ月後に新しいお医者様のお世話になります。まだまだいろいろあるでしょうし、書き足りないこともたくさんあります。お付き合いいただけるみなさま、これからもよろしくお願いいたします。