歩くだけで、息をするだけで
太るような気がします
突然何のことやらと思われる方もいらっしゃるでしょうが、先日このブログにある方からお問い合わせをいただきました。ごくごくかいつまんでしまうと「タバコをやめることによって、ストレスがたまったり体重が増えたりしませんか?」というものです。(詳しくは1月16日のブログに寄せていただいたコメントをごらんください)
まずタバコをやめることに対してのストレスですが、ちょっと変わった方法で禁煙したためタバコをやめることによるストレス(禁断症状)はほとんどありませんでした。この点については以前書かせていただいた6月12日13日のブログをごらんください。
で、タバコをやめてからのストレスですが
再びタバコをすいたい衝動に駆られることはありませんでした。正確に言うとニコチンがほしくてすいたくなることはありませんでしたが、手持ち無沙汰と言うか、癖が抜けなくてタバコをすいたくなるのには、少々手を焼いた記憶があります。何せ25年以上の喫煙暦ですから。ただ「ニコチンがほしくて」と違ってそんなにしつこい感じではありませんでした。そして禁煙して10ヶ月、今ではまったくタバコで苦労することはありません。
そこで結論
タバコをやめるためのストレスは特殊要因によりありませんでした。
タバコをやめた後のストレスはほとんどなかったといって良いレベルでした。
しかしこれは人によって、状況によってまったく違うと思います。かくいう私も25年以上やめられなかったですから。
次に太ったかどおか?
これも過去のブログを見ていただければわかると思いますが、太りに太りました。入院当時175cm75kgだったのですが、退院後あっという間に83kg位まで激増しました。
自分でもびっくりするくらいおなか周りが出てきて、立派なメタボおやじに大変身です。体重の割りに小食で間食は一切しませんし、甘いものは苦手というのにこの激太り。太り続けている頃は
歩くだけで太るんじゃないか
息をするだけで太るんじゃないか
そんな気分でした。
何を食べてもおいしくて知らないうちに今までよりもたくさん食べていたのかもしれません。たくさん食べたいという衝動はほとんどありませんでしたが、ホームの立ち食いそばのにおいを我慢するのがつらかったです。
その後通勤の行き帰り、家から最寄駅まで約15分を歩くようにしたり、お昼を若干軽めのものに変えることによって80kgまではすぐに戻すことができました。特に無理をしたという感じではありませんでした。
しかしそこから78kgにまで戻すのは容易ではありませんでした。今まで外食だった昼食を家内の作るお弁当に代えました。カロリー計算などをしているお弁当ではなく、好きなものをおかずに入れてもらっています。大食いを防ぐ作戦です。外食で定食などを注文すると、ご飯がどんぶり飯だったりします。新橋、神田界隈ですと非常に安い価格でボリュームのある定食を食べることができます。このボリュームを食べてしまわない作戦に出ました。ですから好きなものばかりのおかずです。たぶんカロリー計算などしたおかずだと長続きしないような気がして・・・・・
そしてもう一点、(これは入院当初から注意されていたのですが)水分の取りすぎを気に掛けるようにしました。いままでは1日にペットボトル3本から4本くらい買っていました。もちろんご飯の時にはお茶も飲みます。晩酌もしていました。水分を取ることは悪くないが、これはいくらなんでもとりすぎだと注意されました。そこで水筒を持ち歩くようにしたのです。720mlの水筒です。勤務中はできるだけこの1本で済ますようにしました。が、ほとんど毎日夕方300mlのペットボトルを買ってしまいます。
このように食生活を少し変化させたことによって78kgまでは戻すことができました。ほぼ毎日体重計に乗りますが76kgを針が指す日もあります。
これ以上の食事の制限などは当面しないつもりでいます。お弁当&水筒と駅まで歩くことで本当にわずかですが体重が戻ってきています。もう少し今のパターンを続けてみます。変化がないようなら次を考えようかな、という気分でいます。
このようにそんなに無理な減量をしていないためそれほどのストレスはありません。しかし禁煙後の体重の増加はびっくりしました。
冠攣縮性狭心症のはっきりした原因は不明との個とですが、危険因子として
喫煙 高血圧 ストレスなどが挙げられています。体重増加はこの危険因子に入っていませんが、体重が増加することによって血圧が上がる(または下がらない)となります。これを避けるためにも減量しなくてはならないのですが。
以上がお問い合せいただきましたコメントへのお返事です。これからも体重は気に掛けて行きたいと思いますし、なにかあればこのブログでご紹介させていただきます。タバコだけは絶対にすわないようにします。