冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

こんなことになろうとは 続き

せっかくに1周年だと言うのに
よりによって発作2連発、だけではありませんでした。

前回お話させていただいたとおり、人生初の発作2連発に見舞われ少々落ち込みながらも、ニトロのおかげですっかり元気になってしまった自分が朝のソファーに座っていました。

月初めで、できるだけ遅れたくない自分が元気よくいるのですが、さすがに2連発に疲れてしまい、不安もある自分でした。結果的にいつもより1時間30分くらい送れて会社につく気でいました。始業時間からはちょうど1時間遅れです。

改めて温かいお茶を飲み、テレビを見てくつろいでいました。このときはソファーには横にならずに座っていました。

いやな胸騒ぎがしてきました。ニュースをやっているテレビの時計を見ると7:47です。胸の辺りがざわつきます。今度こそまさかのまさかです。さすがに3度目は・・・・・
いやな予感は的中してしまいました。
完全に油断していたため驚きのほうが大きかったかもしれません。顔がどんどん膨らんで行きます。当然胸が苦しくなります。子供はすでに学校に行っていたため部屋にいたのは家内と二人でしたが、家内は洗濯物を干していたため発作が始まったことには気づいていませんでした。
薬を取りにのろのろとソファーから立ち上がったところに、家内が居間に戻ってきました。当然のことながら3度目と言うのは家内も初です。さすがに慌てていました。ニトロを服用しても数分は当然治まりません。その間に家内が救急車の手配をしようとしていました。苦しいながらもなんとか救急車を呼ぶことだけは止めさせました。

そうこうしているうちに発作は治まりました。
約1時間強の間に発作が3回。自分でも信じられませんでした。とにかく医者に行こうとする家内を説得してソファーにゆったりと横になりました。ネクタイのままだったので、ネクタイもワイシャツも脱ぎ、スラックスも脱ぎました。パジャマに着替えてソファーに横になり毛布を掛けて目をつぶっていました。

もう発作による痛みはまったくありませんが、なんとなくいやな感じです。今までに味わったことに無い感じです。今まではどんなに大きな発作でも一度治まってしまえばその日は元気よくすごしてきました。1日に2度の発作は無かったのです。

さすがに疲れました。ぐったりです。
後から家内に聞いたのですが1時間ほどぐっすり眠ってしまったようです。目が覚めるとさすがに「今日は会社を休んでほしい」と家内に言われました。改めて会社の上司と部下に携帯からメールを送りました。どちらからも安心して休むようにすぐ折り返しメールが来ました。うれしかったです。

とにかく疲れました。朝起きてからほんのわずかの間にこれだけの出来事。ちょっと勘弁してほしかったです。

今までいろいろなことを分析してきたようにこのブログに書かせてもらいました。かなりの部分で間違っていたかもしれません。今週は気分よく仕事ができるはずの段取りの週です。仕事上のストレスは考えにくいです。休みは家族と遊んですごし気分がよかったです。寝不足という感じでもありませんでした。なのに・・・

この日はさすがにこれ以上の発作はありませんでした。早めに寝ることにしてベッドに入りました。翌日またまた発作が起こりました。