冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

いろいろありすぎ 2

一言でいってしまえば
黄斑変性症(おうはんへんせいしょう)の疑いあり
ということでした。

確かにここ1年くらい左目の視力が落ちてきているような感覚はありました。しかし仕事でも普段の生活でも不便なことはなく、車の運転も年に数回行くスキーの時コンタクトをしても、全くなんともありませんでした。
なんとなく気になって左目だけでものを観ると少し右目より暗ぼったく感じることもありましたが、「少し視力が落ちたかな」くらいに感じていました。

このこととは関係なく、このところ一気に老眼が進んだような感じがしてきたのです。本当にここ数ヶ月で一気に来た感じです。そして前回書かせていただいたように、出向いた眼鏡屋さんの一言で眼科にうかがっての出来事です。

眼鏡の処方箋を書いてもらうだけだからと、会社の近くの目医者さんにお伺いしました。受付を済ませしばらく待ったところで呼ばれました。まずは機械を使って視力の測定です。左目だけ何回か計りなおしをしました。それと同時に掛けていた眼鏡を渡してレンズの度数も調べていただきました。

その結果を持っていよいよお医者さんの前に。
部屋を暗くして機械に向かってあごを台の上に乗せ、片眼ずつまぶしいライトをあてながら検査をしていただきました。10分くらい検査をしていただいたような気がしますが、気のせいであってそれほどでもなかったかもしれません。

ひとしきり終わると、昔ながらの検査用の眼鏡を掛けて超アナログチックに視力の検査です。主に左目中心に行ないました。いろいろなレンズに入れ替えても左目の視力は上がってきません。この頃になるとさすがに眼がくたびれてきてしまいました。視力が上がらないことを看護婦さんがお医者さんに伝えます。
「瞳を開いて検査しますが、30分くらいかかります。大丈夫ですか?」ということでもちろんOKして検査に入ります。といっても、両眼に目薬をさしてもらってしばし(約20分)ただ待っているだけ。
「近くがだんだん見えにくくなりますから階段とか注意してください」
「もしかしたら今日1日見えにくいかもしれません。たぶん夜には元に戻ると思います」
ということでしたので、とりあえず会社にかばんをおきに戻りました。会社で「少し眼医者で遅くなる」と話してもう一度眼科に戻りました。時々看護婦さんが眼の様子を見に来ます。待合室で5分ほど待ってから先生の元に。

眼の写真をとりますと、部屋を暗くして看護婦さんと別の機械の前に座りました。先生は私の後に立っています。まずは右眼。思いっきりフラッシュがたかれまぶしいのなんのって!
オレンジ色の丸いたまに明らかに血管が走っている様子の写真がモニターに映し出されます。先生曰く「そこそこきれいな眼」だそうです。
そして問題の左眼。
同じようにオレンジ色の丸いたまに明らかに血管が走っている様子の写真がモニターに映し出されます。しかし先程と明らかに違う影のような黒いまるが眼の中央より少し右上にあります。
「黄斑部がやられてるかな?」
なんとも気になる一言。
(ちなみに黄斑とは、網膜の後極部にあり、眼の奥(眼底)の中心部(中心窩)とその周囲のことをいいます。 ここには明所での視力と色覚を判別する錐体が多くあるため、黄斑部での疾患は、直接視力低下や色覚障害につながり、中心窩に異常が及ぶと視力は0.1以下に低下してしまいます。 と山名眼科医院様のページにありました。)

で、黄斑変性症(おうはんへんせいしょう)の疑いあり、となったわけです。
もともと加齢黄斑変性症というのが一般的だそうです。60台以降の男性に良く発症し、欧米では失明原因のナンバー1とのこと。なかなか怖いです。
しかし、加齢以外で発症することがあり自分の場合は加齢が原因ではない可能性もあるといわれました。いずれにしろ失明の可能性もあるので早急に検査を受けるように進められました。残念ながら伺った病院では正確な検査ができないとのことでした。
眼の検査をした後は仕事にならないので、自宅近くの大きな病院に行くほうが良いとアドバイスをいただきました。先入観無しで調べていただけるように紹介状は書かないけれども、必要であれば電話するだけで用意してくれるとのことでした。

初老の優しいお医者さまでとても助かりましたが、気分的にはドンよりです。
はっきり言ってまいりました。
冠攣縮性狭心症黄斑変性症=しゃれにならない

どこかで1日休んで眼科大きな眼科に出向きます。まだ決まったわけではありませんが、正直言って落ち込んでいます。

落ち込んでいると言っているわりにはくだらない話を。
今通っている循環器科医院の検査室に「TOSHIBA」と書かれた機械があります。眼医者さんにも違う機械ですが、「TOSHIBA」と書かれた機械がありました。家庭用電化製品やパソコンはもちろんですが、原子力発電所などに関連した電機メーカーというイメージだったのですが、医療の世界でも関連しているのは少し驚きました。・・私が無知なだけかもしれませんが・・

我が家では(思い出せる範囲ですが)、エアコン1台、冷蔵庫、電子レンジ、HDD付きDVDレコーダーが東芝製だったと思います。ここで気になる点ですが、我が家のHDD付きDVDレコーダーのDVDレコーダー部分はDVD−RAMに対応していることです。結果的に問題はないのですが、市場に出回っている(というか友達や家内の周辺の家庭にある)DVDレコーダーのすべてがDVD−R、−RWタイプなのです。我が家でついついDVD-RAMで録画してしまうとまず誰にも貸すことができないのです。なに不自由なく遣っていますから文句は全くありません。
ただ東芝はその昔ベータ陣営だったとのこと。主流ではないDVD-RAMも生産。最近ではブルーレイディスクに完敗。なぜ流れをはずしてしまうのでしょうか。
エアコンや冷蔵庫、電子レンジと言った主力製品が東芝であるように、我が家は結構東芝党です。
以前はダイナブックも使っていました(押入れに眠っています)しビデオデッキ、電子ジャーも東芝でした。こう考えてみると我が家は結構ではなく、かなりの東芝党です。これからはぜひ流れに乗ってがんばってください。
私に応援されても仕方ないでしょうけどついなんとなく・・・

こんなことばかり書いてしまいますが、これからもよろしくお願いします。
黄斑変性症の原因が冠攣縮性狭心症でないことをいのりつつ。