冠攣縮性狭心症とは
このブログの管理人は、医者、薬剤師はおろか医療関係に従事者ではなく、ただの冠攣縮性狭心症患者にすぎません。そこで恥ずかしながら何の知識も情報も持ち合わせないため、冠攣縮性狭心症についてはいろいろなサイトの情報をお借りします。
概要 労作性狭心症とは異なり、安静時に狭心発作が出現する。また運動負荷で狭心発作を誘発できない。Myron Prinzmetalと和田敬により"angina inversa"という古典的狭心症のすべての面で「反対」である新疾患概念として提示された。後にSamuel Levineにより、労作性狭心症にも冠攣縮性狭心症にもニトログリセリンが効果を示すことから"variant angina"と命名された。
東アジア人にみられるALDH2遺伝子変異型は高アルデヒド血症・アルコールフラッシング症候群を引き起こし、この変異は冠攣縮性狭心症に関連している可能性があることが報告されている。
とあります。
日本心臓財団さま 再び注目されている冠攣縮性狭心症ってどんな病気?(2008年発行)
日本人に多い冠攣縮性狭心症
労作性狭心症 狭心症は、心臓に酸素や栄養を送っている冠動脈が狭くなって、一時的に心臓に十分な血液が行き届かなくなる病気で、胸痛や圧迫感などの症状が起こります。冠動脈が狭くなる原因によって、労作性狭心症と冠攣縮性狭心症の二つに大別されます。労作性狭心症が運動などの動作をした時に起こるのに対し、冠攣縮性狭心症は、就寝中などの安静時にも起こるため、安静狭心症と呼ばれることもあります。
「冠攣縮」とは、冠動脈のけいれんのことで、瞬間的に起こるため、病院で心電図検査を行ってもほとんど見つかりません。しかし、狭心症の6割に冠攣縮が関与しているといわれ、突然死も起こす恐ろしい病気であり、さらに日本人の冠攣縮性狭冠攣縮性狭心症心症は欧米人に比べて約3倍多いといわれていることからも、早期発見、早期治療が大切です。
こんな人は要注意!!
冠攣縮は男性に起こりやすく、特に喫煙は大きな危険因子であることが分かっていますので、まずは禁煙を心がけてください。そのほか、不眠、過労、ストレス、アルコールの飲みすぎなども発作の誘因となります。これらは、動脈硬化を進める原因にもなりますので、生活習慣を見直し、改善するように努力しましょう。
冠攣縮を予防するために
冠攣縮性狭心症と診断されたら、硝酸薬やカルシウム拮抗薬などのお薬によって、冠攣縮を予防する治療を行います。冠攣縮が疑われる場合は、ステント治療後も薬物治療が必要です。
お薬の飲み忘れや自己判断で中止することがないよう、医師の指示を守って正しく服用することが大切です。また、狭心症の発作を起こしたことがある人は、ニトログリセリンの舌下錠やスプレーを常に携帯しましょう。